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【不屈な父親奮闘記】第18話「宿題の助っ人」

オリジナルマンガ

【今回の見どころ】

今回のテーマは、「教えるはずが、自分が本気になってしまう父」です。

宿題に苦戦している娘を見た父は、

「難しいのか? パパが教えてやるよ!」

と、頼もしく名乗りを上げます。

ところが、教科書を開いた瞬間、その自信は一気に揺らぎます。

「えーっと……これは……」

娘よりも真剣な表情で悩み始める父。

それでも「分からない」とは言えないのが、お父さんの意地です。

気づけば古い参考書や辞書を机いっぱいに積み上げ、自分との戦いがスタート。

本来は”娘の宿題を手伝う”はずが、いつの間にか“自分が問題を解くこと”が目的になってしまいます。

ドアの隙間からその様子を見たお母さんの

「あーれ……また始まった」

という一言も、この家ならではの空気を感じさせます。

そして夜が更けても、娘は夢の中、父は数式と格闘中。

「……もう少しで解けるはず……」

という最後の一言には、不器用だけれど最後まで諦めない父らしさが詰まっています。

思わず「こういうお父さん、いるいる!」と笑ってしまう一話です。

【本文】

勉強に苦戦している娘を見たパパは、「難しいのか? パパが教えてやるよ!」と腕まくりをして、自信満々に助っ人を申し出ます。

ところが、いざ教科書(どうやら微分積分などの難しい内容)を覗き込むと、パパの動きが止まります。「えーっと…これは…」と脂汗をかき始め、頼りないパパの様子に娘も不安な表情を浮かべます。

数分後、パパの変なスイッチが入ってしまいます。教えるどころか、自分のプライドをかけて問題を解こうと、大量の古い参考書や辞書を山積みにし、猛烈な勢いで調べ物を開始。その様子をドアの隙間から見たママは「あーれ…また始まった」と呆れています。

夜も更け、待ちくたびれた娘は机に突っ伏して寝てしまいました。しかしパパはそれに気付かず、電気スタンドの明かりの下で、「…もう少しで解けるはず…」と、本来の目的をすっかり忘れて数式と格闘し続けるのでした。

【作者コメント】

子どもから「教えて」と言われると、お父さんとしては少し格好つけたくなるものです。

「昔はできた。」
「これくらいなら教えられる。」

そう思って教科書を開いたはずなのに、気づけば自分の方が必死になっていた……。

そんな経験をした方も少なくないのではないでしょうか。

今回のお父さんは、娘のために頑張ろうとした結果、自分の負けず嫌いな性格に火がついてしまいました。

途中からは宿題というより、「自分が納得するまで解きたい」という完全な研究モードです。

娘は寝てしまっても、お父さんだけは最後まで机に向かい続ける。

その姿は少し空回りしているようにも見えますが、「分からないまま終わらせたくない」という真面目さの表れでもあります。

『不屈な父親奮闘記』では、毎回少し不器用なお父さんを描いています。

完璧ではなくても、一生懸命向き合う姿には、どこか応援したくなる魅力があります。

「子どもの勉強を見ていたら、自分の方が本気になってしまった。」

そんな思い出がある方に、クスッと笑いながら読んでいただけたら嬉しいです。